飯坂温泉で撮影会を行いました

こんにちは、2年生の菊です。仙台ではついこの間紅葉が綺麗に色づいたと思ったら、もうマフラーや手袋が欲しくなるような寒さがやってきました。東北の冬がすぐそこまでやってきてる感じがしますね。

さて、写真部では11月13日に福島県の飯坂温泉にて撮影会を行いました。松島、うみの杜水族館、蔵王と続いて今年度では4回目、夏休みが終わってからは初めての撮影会でしたが、学部1年生を始めとして様々な学年の方が参加してくださいました。


飯坂温泉は福島県の北部、栗子連峰の麓に位置する温泉街です。松尾芭蕉や正岡子規、与謝野晶子なども訪れ、この地を詠んだ句碑が建てられている、宮城県の秋保温泉、鳴子温泉と共に奥州三大名湯に数えられている名泉ですね。

電車に揺られて仙台から一時間と少し、福島駅で飯坂線に乗り換えます。

飯坂線の車両。臙脂色の車体と中央のにこにこマークが可愛らしい。

9時過ぎに飯坂温泉駅に到着。天気も良くぽかぽか陽気で絶好の撮影日和。ここからいくつかの班に分かれ、それぞれ撮影するもよし、美味しいものを探すもよし、温泉でゆっくりするのもよしで温泉街を楽しみました。

和風の街並みが多く残る飯坂温泉。どこか懐かしい気持ちになりますね。

撮影会の様子。同じ街でも撮る人が違えば千差万別なのも写真の面白いところ。

ここからは私達が訪れた飯坂温泉のスポットをいくつか紹介します。
まず一つ目は鯖湖湯。

風格のある外観
鯖湖湯貯湯槽。

飯坂温泉内にある共同浴場の一つで、その中でも最も古い浴場だそう。中は脱衣所と浴槽が一緒になっており、広々としていました。この日は私達以外に2~3人のお客さんがいましたが、誰も湯舟につかっていない…実はこの温泉、泉温が51℃、浴槽温度が47℃という超高温。余りの熱さにちょっと足を入れて「熱っ!」を繰り返し、意を決して肩までつかる人が現れると「お~…」という声が上がる。なんだこれ。しかしヒバ造りの浴室は雰囲気も良く地元のお客さんも明るく接してくれ、とても楽しめました。

続いて波来湯公園足湯。飯坂温泉駅からすぐ近くの川沿いにある足湯です。

外観。この分湯槽の左右で足湯を楽しめます。

実はこの足湯、写真の右側より左側の方がお湯が熱く、長時間入るのは少し厳しい温度になっています。そのため熱いのが苦手な方は右側で、好きな方は左側でゆっくりするのが良いかも。

足湯を楽しむ部員たち。ご機嫌ですね。
足湯からの景色。川沿いに立つ旅館がいかにも温泉街という雰囲気。

次は愛宕山公園。飯坂温泉駅から十綱橋を渡って少し歩いたところにある小高い山です。

山頂へと続く階段。かなり急。

頂上には愛宕神社があり、境内からは飯坂温泉及びそれを取り囲む山々を一望することができます。境内には桜やツツジがあり、春頃は一斉に花を咲かせ景色を彩ってくれるそうです。その季節にまた訪れたいですね。

頂上の愛宕神社。余談ですが愛宕神社という名前の神社って全国に900くらいあるそう。
境内からは飯坂温泉を一望できます。左側をダイサギが飛んでいます。
境内の桜と月。春頃にまた来たいですね。

最後は江戸時代からの旧家を補修し復元させた、旧堀切亭です。広い敷地の中には主屋以外にも土蔵「十間蔵」や手湯、足湯、見事な欅が見られる庭園などがあり、足湯につかりながらほっと一息つけるスポットとして人気となっています。また夜は庭園のライトアップが行われるため、昼間とは違った雰囲気も楽しむことができますね。

堀切亭内の手湯。
堀切亭での撮影の様子。もはや会話もなく、それぞれ自分だけの世界を切り取ろうとしています。

また堀切亭内の十間蔵では期間限定で番傘のライトアップが行われており、色鮮やかな傘たちは別の時代、別の世界に来たような幻想的な空間を作り出していました。
(2021年12月1日現在、こちらの企画は終了しています)

色鮮やかな番傘たち。伝統的な道具が有する雰囲気っていいですよね。

以上、撮影会報告として今回訪れた場所をいくつか紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。この撮影会で皆がどのような写真を撮ったのか、どのような世界を見ていたのか、今から例会が楽しみになっています。

改めまして今回撮影会に参加していただいた方々、ここまで読んでくださった方々に感謝申し上げます。これから冬も本格化し寒さの厳しい季節となりますが、どうかお体には気をつけて。ではまた。

タイトルとURLをコピーしました